もし、「海外で病気やケガをしたら」どうなるか、考えた事はありますか?
知らない国でケガや病気で入院する事になったら、お金の面でも不安ですよね。
そんな時に心強いのが「海外旅行保険」。
旅行会社で海外旅行保険を取り扱っているので、そちらに入る事は多いと思いますが、実はクレジットカードの海外旅行保険が、かなり充実しているのをご存知でしょうか?
クレジットカードを持っていても、持っていなくても、必見!
クレジットカード付帯の海外旅行保険の充実さや、カバーできる範囲、実は知らないカード付帯の海外旅行保険の上乗せ方法などを紹介します!
この記事を最後まで読み終わる頃には、更に安心して楽しい海外旅行を楽しんで貰えると思いますよ!
記事内容をチェック!
海外旅行保険の見逃しはいけません!種類&便利な補償内容紹介
クレジットカードには、保険会社が販売する海外旅行保険に近い、または同等の海外旅行保険を用意しています。
それでは早速、クレジットカードに用意されている基本的な海外旅行保険を見ていきましょう。
- 傷害死亡後遺障害・・・傷害による死亡、及び後遺症を患った場合に保険金が適用されます
- 傷害治療費用・・・傷害、怪我を治療する際に支払われる保険金
- 疾病治療保険・・・病気を治療する際に支払われる保険金(カード会社によって傷害・病気保険とも呼ばれます)
- 賠償責任・・・第三者の物、またはホテルや観光地で損害を与えた場合に生じる賠償金を補償してくれる
- 携行品損害及び盗難・・・自分の持ち物が第三者に盗難、または壊されてしまった時に適用
- 救援者費用・・・捜索費用。また、被保険者が病気や事故により、お見舞いに親族が現地に向かう費用を補償
※クレジットカード会社によって、傷害・病気が一緒のこともあります
どうでしょう?補償内容は保険会社とそこまで変わらないほど、かなり充実していますよね!クレジットカード会社によって、各保険に設定されている保険金が異なるので注意が必要ですが、決して旅行会社の海外旅行保険にひけをとっていません。
あなたの海外旅行保険は自動付帯?利用付帯?
クレジットカードの海外旅行保険の基本的な内容を確認して頂いたと思いますが、次に確認していただきたいポイントがあります。それは、海外旅行保険が「自動付帯」なのか「利用付帯」なのかの違いです。
これを確認しておかないと、もしかしたら海外旅行中に海外旅行保険が使えないという事になりかねないからです。
自動付帯と利用付帯の違いについて解説していきますので、お手元のカードはどちらか、またこれから申し込むクレジットカードがどちらか、確認してみてください。
【自動付帯】クレジットカードさえあれば利用可能の便利なシステム
初めに紹介するのは「自動付帯」についてです。
自動付帯とは、クレジットカードを被保険者が所有しているだけで、付帯する海外旅行保険を利用できるシステムを指します。
例えば、「海外旅行保険を利用するために、申込む海外旅行のツアー代金をクレジットカードで支払わなければいけない」
「海外旅行先で必ずクレジットカードを利用する必要がある」
と言った、海外旅行保険を利用するために、クレジットカードをわざわざ使用する必要がないのです。ですので、海外旅行中に病気や怪我、またはトラブルに見舞われた際、手軽に利用できる海外旅行保険と言えます。
【利用付帯】クレジットカード会社が定める条件を満たさなければ利用できないシステム
続いて「利用付帯」について見ていきましょう。
利用付帯は、先ほど紹介した自動付帯の所有しているだけで海外旅行保険を利用できるシステムではありません。保険を利用するためには、クレジットカード会社が定める条件を満たさない限り、海外旅行保険を利用するができません。
クレジットカード会社によって利用付帯の条件は様々ですが、一例として海外旅行保険を利用するための条件を紹介します。
- 海外旅行ツアーの申し込みで利用付帯のクレジットカードで決済する
- バスや鉄道等、公共交通機関をクレジットカードで決済する
上記は、あくまでも一例のため各クレジットカード会社によって条件が異なる場合があります。
例えば、日常生活でもクレジットカードを多用する、または海外旅行の支払いは常にクレジットカードと言う方でしたら、考える必要もないと思います。しかし、海外旅行でクレジットカードを利用するかどうか不明であり、殆どの決済が現金の方ですと、少し躊躇してしまうかもしれません。
ただ、利用付帯型の海外旅行保険は、スペックが高いのも特徴です。
「自動付帯」と「利用付帯」の2つを説明しましたが、実はもう一つあります。それは、「部分的利用付帯」と呼ばれるものです。この利用付帯も海外旅行の強い味方になる素晴らしいシステムでもあります。こちらも解説します。
【部分的利用付帯】利用すると補償がアップ?!特殊な自動付帯
このシステムは、自動付帯の一種であり、利用付帯のようにクレジットカードで決済しなくとも設定される保険金内で補償されます。しかし、自動付帯と異なるポイントとして、利用付帯のように利用することで、保険金をアップさせることができるのです。
ちょっと説明が難しいので、例えば下記のクレジットカードを見てみましょう。
・死亡 後遺障害:通常5,000万円。利用付帯によって最大1億円にアップ
●三井住友VISAカード
傷害死亡・後遺障害:自動付帯→300万円、部分的利用付帯→1,700万円、最高2,000万円まで増額可能
傷害死亡・後遺障害:自動付帯→500万円、部分的利用付帯→2,500万円、最高3,000万円まで増額可能
傷害死亡・後遺障害:自動付帯→1,000万円、部分的利用付帯→4,000万円、最高5,000万円まで増額可能
上記4点は自動付帯でも補償が適用されるものの、注意したいのが「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」です。
部分付帯の差がかなりあります。
●アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード(旅行代金をカード決済しない)・傷害死亡/後遺障害:5,000万円
・傷害治療費用:200万円(1事故の限度額)
・疾病治療費用:200万円(1疾病の限度額)
・賠償責任:4,000万円
・救援者費用:300万円
・携行品損害:50万円(1旅行の限度額。免責3,000円。1年間で最大100万円まで)
●アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード(旅行代金をカード決済した場合)・傷害死亡/後遺障害:1億円
・傷害治療費用:300万円(1事故の限度額)
・疾病治療費用:300万円(1疾病の限度額)
・賠償責任:4,000万円
・救援者費用:400万円
・携行品損害:50万円(1旅行の限度額。免責3,000円。1年間で最大100万円まで)
アメリカン・エキスプレス・カードの場合、殆どの海外旅行保険が利用するかどうかで大きく金額が変動します。特に、傷害死亡/後遺障害では最大5,000万円の違いが出るため、部分的利用付帯の場合、クレジットカードを利用する方がお得です。
これも補償?!海外旅行保険は広範囲でカバーします!
家族も海外旅行保険を利用できる家族特約
「家族と海外旅行に行くけど…そのためだけにわざわざ家族カードを作るのも面倒だな…」
確かに、クレジットカードの海外旅行保険を受けるために家族カードを発行するのは手間と発行するまでの時間がかかりますし、何より子供が未成年ですと所有できません。でしたら、一部のクレジットカードに付帯する「家族特約」を利用してみてはいかがでしょうか。
家族特約とは、カード会員の家族、例えば配偶者・子供も一緒にカード会員のクレジットカードの保険を利用できる制度です。また、カード会員が同行しなくとも、家族にクレジットカードの保険を適用させることもできます。
ただし、カード会員と同等の保険金を受けることはできませんので気を付けましょう。
※カード会社によっては家族の適用範囲が異なることもあるため、事前に適用範囲の確認をおすすめします
航空機遅延費用もクレジットカードで補償!
海外旅行をしていると、航空機のトラブル、または天候によって搭乗予定の航空機に、遅延や欠航が発生するときがあります。その時に活躍するのが「航空機遅延費用保険」です。
この保険は、出発地よる搭乗する予定の航空機に遅延や欠航、運休が発生した場合、保険によって宿泊費・飲食費・到着後予定していたプランのキャンセル料等を補償するありがたい保険です。
実は、クレジットカードの中には航空機遅延費用保険が含まれているクレジットカードがあるのです。
例えば「三井住友VISAプラチナカード」は最大2万円、そして「セゾン ゴールドアメックス」では最大3万円と、各クレジットカードで補償額は異なるものの、付帯しています。
注意点として、遅延の際には各カード会社によって「〇時間以上の出発遅延」のように設定しています。1~2時間という短時間では認められないこともありますので、こちらの保険を利用する際は利用規約を確認しましょう。
ロストバケージもクレジットカードの保険でカバー!
「いつまで経っても預けた荷物が届かない…」
海外旅行へ出発する前に、航空機に入らない荷物を受付で預けているかと思います。目的地到着後、後は預けた荷物を受け取るだけ…と思いきや、いつまで経っても荷物が届かない。この場合、もしかしたら「ロストバケージ」の可能性があります。
ロストバケージが発生する原因は様々ですが、例えば受付をした際に係員がタグ付けを間違えてしまった。または係員が誤って別の航空便に荷物を積めてしまった、そして一番厄介ないのが他人に間違って持っていかれることです。
そのような事態に遭遇した会員を救済するために、クレジットカード会社では「手荷物遅延費用」「手荷物紛失費用」の2種類を用意しています。
・手荷物遅延費用:出発前に預けた荷物が、目的地到着後6時間を超えても届かない時に補償される保険・手荷物紛失費用:出発前に預けた荷物が、目的地到着後48時間を超えても届かない時に補償される保険
万一、皆さんがロストバケージに遭遇した際、クレジットカード会社に規約によって異なりますが、購入した日用品・衣類と言った現地で購入した生活必需品の代金の補償。後日、請求する際には、購入した際にいただいたレシートが必要ですので忘れないよう注意しましょう。
ロストバケージ保険の注意点とは?
ロストバケージ保険はなんでも適用される便利な保険ではありません。もし知らないままですと、保険を受けられない可能性があるため、1つずつ注意点を見ていきましょう。
まず、航空会社からの補償金、そしてクレジットカード会社からの保険金、この2重取りは不可能です。
例えば、航空会社から遅延の補償金として1万円。クレジットカードの付帯する保険金1万円。もし航空会社から受け取ると、クレジットカードの保険金の受け取りは不可能です。
ただし、航空会社の補償金が3,000円、クレジットカードの保険金が1万円で既に補償金を受け取った場合、クレジットカードの保険金1万円から3,000円を引いた残りの7,000円は受取できます。
その他にも、下記の要件に当てはまる場合は利用できません。
・荷物の到着が遅れているが6時間以内に手元に到着した。待っている間に購入した代金は補償されません・申請する際に必要な「手荷物紛失報告書」「レシートもしくは領収書」の2つが無い
・日本へ帰国する際にロストバケージ(荷物の遅延)に遭遇
以上のことを覚え、ロストバケージ保険が適用されない状況をできる限り避けましょう。
海外旅行保険を利用する際の方法とは?
海外旅行保険の利用方法紹介
- 海外旅行保険を利用するためには、まずクレジットカード会社の保険デスクへ電話しましょう。担当者が出ましたら、怪我・病気・賠償等、どの保険を利用するのか伝えます。
- 担当者からクレジットカード確認・本人確認が行われるため、手元にクレジットカード、そして身分証やパスポート等を忘れないよう注意しましょう。終了すると、現在どこにいるのか?またホテル名は?等の現地確認も行われるため合わせて、答えられるようにしましょう。
- もし、病気・怪我の場合は担当者から、カード会社と提携する最寄りの病院を案内されます。病院を予約するため、一度カード会社と電話は切れますが、すぐに折り返し連絡が来るため、指示に従い案内された病院へ足を運びましょう。※キャッシュレス診療に対応しているなら良いですが、対応していない場合は立て替える必要があるため注意しましょう。また、立て替えの際には後日、申請するため領収書を必ず受け取りましょう。
- 盗難被害の場合は、最寄りの警察へ足を運び事故証明書を発行してもらいましょう。帰国後事故証明書、そして「損害品明細書」と一緒に保険会社へ提出します。
- 賠償責任が発生し、示談となった場合は「示談書」「示談金領収書」「損害額を立証する書類」を発行、または用意しましょう(場合によっては事故証明書も必要)
- どの保険を利用する際には必ず「保険金請求書」「パスポート(コピー)」が必要のため、こちらも用意しておきましょう。
このように、各保険を利用する時には、用意する書類が異なります。万一、体調がすぐれない、またはトラブルで保険を利用するしかないといった際には、慌てずまずはカード会社の保険デスクへ連絡。そして担当者から指示を仰ぎ、各保険に必要な書類を用意しておきましょう。
ロストバケージの申し込み方法紹介
続いてはロストバケージの申し込み方法について解説します。こちらは、先ほど紹介した申し込み方法と順序が異なりますので皆さんも、もしもの事態に備えてしっかりと頭に入れておきましょう。
①:自分の荷物がいつまで経っても来ない場合、自分が利用した航空会社のスタッフに確認しましょう。もし最寄りにスタッフがいない場合は、荷物引き取り所を管理するスタッフの方に荷物が来ない旨を伝えます。
その際、荷物を預けた際に控えとして渡されたタグ、またはバーコード付きシール、そして航空券をセットにしてスタッフに提示しましょう。
②:スタッフが荷物を探し、出てくれば問題ありませんが、万一出てこない場合はロストバケージの疑いがあります。そこでスタッフは「手荷物事故報告書」を作成しますので、皆さんは下記に紹介する項目をスタッフに伝えましょう。
・荷物の形状(キャリーカート・バッグ等々)
・荷物の色
・内容物
・自分の荷物と分かる特徴はあるか
上記を伝えた後、見つかった場合に宿泊するホテルへ送付するために、名前と宿泊先のホテル名・電話番号を記載しましょう。
③:手荷物事故報告書の申請が完了しましたら、次に航空会社の補償を受けましょう。航空会社によって、荷物の遅配であっても最低限の補償(日用品・衣類等の現物支給)を受けられる可能性があります。
また後日、ロストバケージが確定した場合に備え、航空会社のスタッフにロストバケージの補償内容を確認しておきましょう。というのも、航空会社によって補償内容が異なります。購入した日用品でも、A社は〇、B社は×の場合もあるため、念入りに確認することをおすすめします。
※購入した日用品・衣類等のレシートは必ず保管しましょう。
④:ロストバケージが確定しましたら、航空会社が定める補償金、そしてクレジットカードが定める補償金を申請しましょう。中でもクレジットカードで補償を受ける際は、カード会社にロストバケージの旨を伝え、今後、申請するための順序を聞きましょう。
⑤:殆どの場合、ロストバケージの申請は帰国後に行いますので、旅行先でカード会社の担当スタッフに聞いた手順に沿つて申請しましょう。その際、必ず「手荷物事故報告書」「購入したレシート・領収書」が必要ですので紛失はNGです。
クレジットカード複数所有者必見!海外旅行保険をより充実にする方法
クレジットカードの保険金を合算することができます!
海外旅行を行う際、クレジットカード1枚ではなく「複数枚」所有すると非常に有利です。その理由として、クレジットカードに付帯する海外旅行保険を合算させることができるからです。
まずは下記のクレジットカードを見ていきましょう。
アメリカン・エキスプレス・カード
・傷害死亡/後遺障害:5,000万円
・傷害治療費用:100万円(1事故の限度額)
・疾病治療費用:100万円(1疾病の限度額)
・賠償責任:3,000万円
・救援者費用:200万円
・携行品損害:30万円(1旅行の限度額。免責3,000円。1年間で最大100万円まで)
楽天カード
・傷害死亡/後遺障害:2,000万円
・傷害治療費用:200万円(1事故の限度額)
・疾病治療費用:200万円(1疾病の限度額)
・賠償責任:2,000万円
・救援者費用:200万円
・携行品損害:年間限度額20万円(免責3,000円)
2つのクレジットカードを1枚ずつ所有していれば、各々の海外旅行保険内の金額のみ適用されます。しかし、2枚とも所有していると下記の金額へと変化するのです。
アメックス×楽天カード
・傷害死亡/後遺障害:5,000万円
・傷害治療費用:300万円(1事故の限度額)
・疾病治療費用:300万円(1疾病の限度額)
・賠償責任:5,000万円
・救援者費用:400万円
・携行品損害:50万円(1旅行の限度額。免責3,000円。1年間で最大120万円まで)
※「傷害死亡/後遺障害」については合算不可。クレジットカードの中でも保険金が高い方を優先する
このように一部の保険は対象外となるものの、クレジットカードの合算により保険金を増額することが可能です。ですので、海外旅行の保険を充実させるために3~4枚クレジットカードを所有する。またはメインカードの足りない部分を、サブカードで補填する等々、組み合わせて海外旅行保険を充実させましょう。
同じクレジットカード会社の保険は利用不可!
海外旅行保険を利用する際、1点注意したいポイントがあります。それは、同じクレジットカード会社の保険は利用できないということです。
例えば三井住友VISAカードですと「三井住友VISAクラシックカード」「三井住友VISAアミティエカード」のように、同じカード会社は残念ながら複数枚所有しても、海外旅行保険を利用することはできません。
クレジットカード、どちらかの保険金が高い方を優先して補償されるだけです。このような事態にならないためにも、合算を利用して海外旅行保険を手厚くするなら、異なるクレジットカード会社のカードを用意しましょう。
保険会社の海外旅行保険との組み合わせも可能
クレジットカードの海外保険は、保険会社が販売する海外旅行保険とも組み合わせることができます。「傷害死亡/後遺障害」を除き、各保険と組み合わせることで、充実した海外旅行保険を可能にするのです。
もし、皆さんが持っているクレジットカードの保険のウィークポイント、例えば「傷害・疾病治療費用が少ないのが不安…」「自分のクレジットカードにはない便利な保険を利用したい!」と思いましたら、組み合わせてみましょう。
【裏技】海外旅行保険期間を延長?!利用付帯のクレジットカードを120%活用
冒頭でも紹介したように、利用付帯は自動付帯と異なり、ツアー料金をクレジットカードで支払う、または現地で公共交通機関の交通費をカード払いで利用しませんと適用されません。
一見すると利用するために、わざわざ利用しなければならない手間があるものの、実はこの特徴を利用した裏技があるのです。それは、海外旅行保険の期間を延長させることです。
例えば「リクルートカード」そして「JCB一般カード」の2枚のクレジットカードがあります。リクルートカードは180日間、JCB一般カードは180日間の期間を用意。
航空チケットをリクルートカード、180日間を過ぎたらJCB一般カードで電車やバス等の公共交通機関を利用すれば、今度はJCB一般カードの保険を180日間利用できるのです。つまり、利用付帯のカードを上手に活用することで保険期間を何日も延長できる裏技になります。
ただし、自動付帯のクレジットカードや利用付帯であっても重ねて利用できないクレジットカードがあります。また1年以上の長期間、海外に滞在する場合は怪我や病気の補償が心もとないため、保険会社の長期保険をメインとし、クレジットカードはサブとして用意することをおすすめします。
海外旅行保険で適用されないケースとは?
病気による死亡は適用されません
傷害死亡・後遺障害の対象は傷害による死亡、または後遺障害が保険の適用される範囲内です。では、現地で病気にかかりそのまま死亡した場合はどうなるか?結論を述べますと、残念ながら病気によって死亡した場合、適用外です。
もちろん、海外旅行中に持病が発生して死亡した場合も同様に補償されません。もし病気での死亡を考慮した場合、クレジットカードでは補えないため別の保険をかけておく必要があります。
携行品損害保険は保険金内で補償します
携行品損害保険は第三者に損害、または盗難に合った際に利用できる保険です。しかし、壊された・盗まれたアイテム全て補償される保険ではありません。例として楽天カードの携行品損害保険は20万円に設定されています。
つまり、例え壊された・盗まれたアイテムを新品価格で合計50万円だとしても、返ってくるのは20万円が限度。その上、保険を利用する際は新品価格ではなく、中古市場の相場で補償金が決定されますので、最大の補償金にならないこともあるのです。
保険があるからと言って、全て戻ってくるとは限りませんので、自分が身に着けるアイテムには十分気を付けましょう。
まとめ
最後になりますが、クレジットカードの保険は現在、保険会社の海外旅行保険と変わらないほど充実した内容へと変化しています。もし、皆さんが今後、海外旅行を楽しむならクレジットカードの海外旅行保険を存分に活用しましょう。
そうすれば、もしものトラブルにもクレジットカードが、皆さんをサポートしてくれることでしょう。